ガラスコーティングの注意点

インターネットでガラスコーティングの塗料をご購入し、お客様自身で施工をお考えの方がお見えでしたら
是非、参考にして頂きたくブログを書きます。
今回の工事は、ご新築の戸建住宅で、お客様がネットでガラスコーティング塗料を購入し
お客様自身で施工を行い、不具合が生じたフローリングの補修工事です。
不具合とは以下の通りです。










写真でわかりますように、ガラスコーティングは施工方法を間違えると、塗膜が割れたり、
白化(白くなる事)したり、ムラになります。

そして一番大変なのは、他のコーティング剤と違い、「ガラスコーティングは全体を剥がす事が出来ません
完全な剥離剤が存在しないのです。
お客様は引っ越しも出来ず、お引渡しから3ヶ月が経過しておりました。
当社以外のコーティング会社にも依頼をしたみたいですが、リスクが高くお断りをされたとの事で
住宅メーカー様からの紹介で今回当社で施工を請け負いました。
4日間かけて補修を行い以下の写真の様に仕上がりました。







再度申しますが、
ガラスコーティングは非常にリスクの高い商品です。
厚塗りをすれば塗膜が割れ、表面処理が不十分だと白化します。
そして失敗した際は、塗膜を削るしかありませんが、床材を傷つけずに
塗膜だけを削るのは非常に困難です。

勿論、販売元の塗料メーカーは施工を失敗しても保障してくれません
フロアコーティングはお客様の生活をより豊かにする素敵な商品です。
しかしそれは、しっかりと事前に実験をした塗料と床材を
経験豊富な職人によって仕上げることにより商品化出来ております。
フロアコーティングは、施工を誤ると非常にリスク高い商品ですので、
確かな技術と豊かな経験が必要です。
フロアコーティングの悩みがあれば、気軽にご相談下さい。
フロアコーティングのプロとして、少しでもお役に立てれば光栄です。
森田元

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